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【現職USCPAが解説】米国公認会計士(USCPA)ライセンス取得 難易度・試験概要・受験資格

USCPA(米国公認会計士)試験は、日商簿記よりも合格率が高いと聞いたけれど、本当の難易度はどれくらい?独学でもできる?

できればライセンス取得したいのだけれど、試験に合格すれば誰でも簡単にライセンスを取得できるのかな?そもそも日本で米国の資格をとる意味あるかな?

今回は、このような疑問にお答えします。

この記事の信憑性

管理人プロフィール

現職のUSCPAです。

2011年に全科目合格して2014年にAICPA(米国公認会計士協会)に登録しています。

登録するとこんな感じのCertificateが発行されます⬇️

 

試験勉強していたころは、メーカーの営業マン。恥ずかしながら、合格までに1年以上かかっています。

他のブログを見ると半年程度で合格する強者もいますが、当初の私は会計の知識もなく働きながら生まれたばかりの子供の世話で忙しい日々・・・・

米国公認会計士USCPAとよく比較される日商簿記1級(当然2級も)を取得していますので、試験概要だけではなく、簿記と比較した難易度、ライセンス取得のメリットなど解説できると思います。

結論

  • 米国公認会計士試験(以下USCPA)の独学合格は、一般的には無理ゲーです!
  • USCPA独学の場合、受験資格獲得が最大の難関!
  • 試験難易度は人によって違いますが、個人的には日商簿記1級が難易度上か?
  • USCPA試験は、出題範囲の広さが受験者泣かせ>_<
  • ライセンス取得には、USCPA資格所持者による実務経験認定が必要!

あの時に思い切ってUSCPAの勉強を始めて本当に良かったと思っています。

ライセンス取得後に年収1,200万円を達成、今は40歳を過ぎましたが毎月の生活にも余裕がでています。

今なら言えます。自分自身への投資が最も効率的かつ効果的なお金の使い方です!

人生のうち1 - 2年でいいんです。大事な時間の一部を勉強に使うことで人生を変えることができます。

世の中には、他にも稼げる資格はあるでしょう。税理士、日本国公認会計士、証券アナリストなどなど。

しかし、費用対効果、つまり合格までの勉強時間&合格のメリットを考えると、間違いなくUSCPAライセンスはベストな選択肢の一つです。

皆さんの背中を少しでも押すことができればという想いで記事を書いていますので、どうか参考にしてみてください。

とりあえず予備校を検討したい方へ

参考
2022年最新版 米国公認会計士USCPA 資格予備校 ライセンス保持者が徹底比較 

米国公認会計士 USCPAライセンスを取得したいけれど、やっぱり予備校行かなきゃだめかな? 予備校に行くとすればどの予備校がおすすめ?どうやって選べばいい? こんな疑問に現役の米国公認会計士USCPA ...

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この記事の内容

  • USCPAとは?
  • USCPAになって良かったこと
  • 受験難易度:受験条件&ライセンス取得条件
  • 各科目試験概要
  • 日商簿記試験と比較した難易度
  • ぼくが使った予備校 アビタス
  • まとめ

USCPAとは?

What is CPA like?

米国の各州で認定している公認会計士資格です

テレビによく出てくる連邦政府ではないことに注意してくださいね。

  • 試験内容:全米で統一
  • 受験資格条件(必要な総単位数、会計単位数、ビジネス単位数など):州ごとに異なります。
  • ライセンス取得条件(実務経験年数など):州ごとに異なります。

会計関連の国際資格として最高峰に位置しています。

国際的な会計資格には、USCPAの他にBATIC、IFRS Certificate、CGMA、UCCMA、CISAなどがありますが、USCPAが最高峰に位置しています。

監査や経理などの会計職だけではなく、コンサルタント、経営企画・経営管理など、幅広いビジネスの場で通用します。

アメリカ以外でも活躍の場が広がります。

米国公認会計士協会は、メキシコ、カナダ、オーストラリア、香港、アイルランドなどの国々と相互協定を結んでいます。

つまり、USCPAライセンスを取得すれば、短期研修を受けることで、これらの国でも会計士として活躍することができるのです。

日本公認会計士資格にはない魅力ですね。

資格予備校でも詳しく教えてくれます。

参考
2022年最新版 米国公認会計士USCPA 資格予備校 ライセンス保持者が徹底比較 

米国公認会計士 USCPAライセンスを取得したいけれど、やっぱり予備校行かなきゃだめかな? 予備校に行くとすればどの予備校がおすすめ?どうやって選べばいい? こんな疑問に現役の米国公認会計士USCPA ...

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USCPAになってよかったこと

会計未経験でもキャリアップ・年収アップしました。

合格後は、年齢や経験にもよりますが、監査法人や経理・財務職、経営管理職、コンサルティングファーム等へのキャリアが開けます。

若手の場合は、経験よりも可能性が重視されます。

仮に20代でUSCPAに合格できれば、未経験でも全ての業種・職種にチャンスがあるでしょう。

一方、30代以降が未経験の業種・職種への転職チャンスを得ることは難しいのが現実です。

しかし、USCPAライセンスを取得すれば可能となります。

私は、USCPA合格後に35歳で営業から経営管理に業務が変わり、さらに転職で当時の年収600万円を1,200万円にアップにさせることに成功しました。

ちなみに会計事務所・監査法人でも書類選考をうけてみましたが見事に全敗・・・

その時の経験はこちら⇩

経理未経験USCPA米国公認会計士 転職先の選び方【体験談あり】

経営管理は幅広い知識と経験が求められます。

財務諸表、内部統制整備、ITや予算策定などのUSCPA関連知識だけではなく、営業や生産担当で身につける知識・経験も生かせるのです。

仕事がやりやすくなりました。

あなたは、会社で自分の意見や提案を理解しもらうために、膨大な時間を浪費していませんか?

会社で正しいことを話しているのになかなか伝わらない、なんで分かってもらえないのだろう?と感じたことが何度もあると思います。

若手よりもベテランの意見がチーム内で通りやすい、会議で発言しにくい、などと理不尽な社風の会社も数知れず・・・

一方、会計や内部統制の場合はどうでしょう?

社風にもよるかもしれませんが、すくなくともUSCPAの意見・提案を無視する同僚・上司は少なくなります。

自分の意見・提案が通りやすくなり、確実に仕事が思う方向に進めやすくなります。会社へも貢献できますね。

何より精神的ストレスが減ります!

”自分がやりたい仕事をする” USCPAはそのためのスタート地点と言っても良いかもしれません。

気持ちに余裕ができました。

USCPAライセンスは、一定以上の会計知識と英語スキルを証明できる資格です。

これからも会計・英語・ITはビジネスに必要なスキルとしてあらゆる業界で重宝されることは間違いないでしょう。

ぶっちゃけ、営業・経営管理、さらにマネジメントのキャリアを積んだことで、転職市場からもスカウトがかかりやすくなりました。

経理未経験USCPA米国公認会計士 転職先の選び方【体験談あり】

“いつでも転職のチャンスはある”というキャリアを作ることができます。

会社がつぶれたりリストラにあっても、自らのスキルでキャリアを切り開いていけるのです。

気持ちが自由になり、余裕ができてきたと思います。

希望する仕事ができるようになりました。

USCPAライセンスを持っているということは、会社の数字や仕組みについての基礎知識についての証明になります。

この証明をもとに、事業部での経営管理や内部統制の整備、会社再生など数多くの希望する業務を担当してきました。

事業部などの花形部署で新規のビジネスにかかわることは、キャリアップに欠かせません。

また、事業部での仕事は億単位を動かすことになりやりがいも違いますね。

USCPAを通して学んだ知識が提案書などに役に立ったことは言うまでもありません。

受験難易度:受験条件&ライセンス取得条件

他の資格と異なることは、受験条件とライセンス取得条件が非常に厳しい内容ということです。

このことが、学歴社会の米国においてUSCPAライセンスの地位を高めています。

繰り返しますが、試験自体は全米共通ですが、受験条件とライセンス取得条件が州ごとに異なります。

USCPAと名乗る(名刺に肩書として載せる、USCPAとして書類にサインする。)ためには、試験に合格するだけでは不十分。

ライセンス取得要件を満たして申請する必要があります。

私の場合、受験条件が緩い州(デラウェア州など)で試験に合格し、合格実績をライセンス取得条件が緩い州(ワシントン州)へ移転、ライセンスを取得しました。

大学で十分に単位を取得している人はワシントン州で出願してライセンス取得してもよいかと思います。

また、ライセンス取得には他USCPAに実務実績を証明してもらう必要があります。

身近にUSCPA有資格者がいない方は、資格予備校のライセンス取得サポートを利用しましょう。

ここでは、それぞれの条件を満たしやすいおすすめの州をピックアップして紹介します。

デラウェア州

受験を満たすための単位数が少ないため、大学をぎりぎりで卒業した人におすすめ。

会計単位を取得していない方もご安心を。資格予備校を使えば、家にいながら必要な会計単位を取得することができます。

受験条件

  • 4年生大学の学位
  • 総取得単位数120単位
  • 会計24単位、以下の3教科を含むこと
    1. Financial Accounting
    2. Auditing
    3. Taxation

【備考】

通信制大学で取得した単位は認められません。

ただし、アビタスが提供するカリフォルニア州立大学の単位は認められます。

ワシントン州

他州の合格実績をワシントン州に移管してライセンスを取得することが可能です。

監査以外でもライセンス取得の実務経験と認められるうえ、直接の上司以外のUSCPAライセンスホルダーでも有効な実務経験証明書を発行できます。

受験条件

  • 4年生大学の学位
  • 総取得単位数150
  • 会計24単位(ただし、最低15単位はUpper Divisionの単位)
  • ビジネス24単位

ライセンス取得要件

  • 1年2,000時間以上の実務経験
  • 会計業務(経理、財務、税務など)であれば、監査法人や会計事務所以外の一般企業でも実務経験として認められます。
  • 直属の上司以外(社外もOK)のUSCPAライセンスホルダーによる実務経験証明が認められています。
  • 他州での合格実績をワシントン州に移してライセンス申請することができます。

各科目試験概要

試験概要は以下の通りです。

  • 他受験者との相対評価ではなく、4教科全ての試験で、75点以上を取得できれば合格です
  • 難問は少なく、テキストにある標準的な問題を正答すれば突破できるレベルです。
  • 一度に全4教科合格する必要がなく一科目ずつの受験が可能です
  • 4半期に一度、年に4回の受験チャンスあり。自分のペースで合格を目指すことができます。(ただし、科目合格実績の有効期間は18か月です。)

受験会場

なんと日本でも受験できます!

あまり知られていませんが、東京お茶の水と大阪中津でも受験可能です。

受験会場についてはこちら⬇️

その昔、受験会場は米国のみ、ぼくを含めたほとんど受験生は試験のたびにグアムまで渡航して受験していたのです。

一回の受験で往復航空運賃とホテル宿泊代10万円以上を犠牲にして受験したので、その覚悟たるや並ではありませんでしたね。

手数料(356.55ドル/各科目)は少々高い気がしますが・・・

出題形式

出題形式は以下の3パターンになっています。

  • MC:Multiple Choice 4択問題です。
  • TBS:Task-based Simulation エントリーレベルの会計士が直面するであろう実務のケーススタディです。応用力、分析力、リサーチ力が問われます。
  • WC:Written Communication 記述式問題です。顧客からの質問に対する回答レター等を作成します。

そんな、英語での記述式問題やケーススタディなど、とても無理と思われるかもしれません。

ぼくも最初はそうでした💦

しかし、予備校で厳選した基礎レベルの問題をしっかり身に着ければ、合格レベルに達することは十分に可能です。

試験科目

以下の4教科です。

FAR(財務会計):Financial Accounting & Reporting

  • MC問題(4択問題):50%
  • TBS問題(シミュレーション問題):50%

一般的な企業会計が80%、政府会計&非営利組織会計が20%の割合で出題されます。

他科目の勉強に役に立つ内容が含まれている上、会計原則が変更されることが多いので最優先で合格しましょう。

勉強方法

日商簿記では、いかに高速で仕訳をすることが合格のカギですが、FARでは基礎的な仕訳を理解していればOKです。

むしろ、会計原則や会計士が遭遇するであろうシミュレーションを英語で理解できるようにしておくことが合格のカギになります。

最初は、英語で問題を理解するなんてとても無理ゲーと思いましたが、問題はパターン化されています。

まずは日本語で学習して内容を理解しましょう。

学習内容自体は、それほど難しくはないですよ。

おすすめの勉強方法はこちら⬇️

BEC(ビジネス環境及び諸概念):Business Environment & Concepts

  • MC問題(4択問題):50%
  • TBS問題(シミュレーション問題):35%
  • WC問題(記述式問題):15%

簿記の管理会計に近い分野ですが、コーポレートガバナンス、経済学、ファイナンス、IT、戦略立案・オペレーションマネージメント の各分野から広く浅く出題されます。

実際のビジネスや生活に直結する内容となっており、楽しんで勉強できるのではないでしょうか。最も好きな科目です。

勉強方法

四教科の中で唯一WC問題(記述式問題)がある教科です。

記述式にも出題パターンがあるので、模範解答を繰り返し音読して覚えてしまいましょう。

繰り返しますが、英文暗記には音読が効果的です。眠くならないので・・

おすすめの勉強方法をまとめています。よろしければどうぞ⬇️

日商簿記2級を先に合格しておくこともおすすめです。出題範囲が被っています。

おすすめの教材はこちら⬇️

USCPAと簿記1級 本当の難易度比較 & 必要な英語力は?【実録あり】

AUD(監査及び証明業務):Audit & Attestation

  • MC問題(4択問題):50%
  • TBS問題(シミュレーション問題):50%

いわゆる監査業務と内部統制についての試験です。

上場企業は経営者の責任において財務諸表を作成し、投資家をはじめとするマーケットに公開する義務を持っています。

ところが、ノーチェックで公開されてしまうと、企業が都合の良い数字にしたり、好き勝手な表記をして比較ができなくなったり、そもそもマネジメント自体がしっかりと機能していないということが起きてしまいます。

そうした不正や虚偽、誤った報告が行われないように企業をチェックするのが監査の役目です。

ちなみに米国での監査はUSCPAの独占業務となっています。

勉強方法

英文の暗記が多い科目です。監査報告書、内部統制報告書、などなど。繰り返し音読して暗記してしまいましょう。

この科目では、そもそも監査とは何か?目的は?監査人と経営者の責任、等といった基本から、内部統制や財務諸表監査以外の証明業務(Attestation)についても学びます。

おすすめの勉強法をまとめました。よろしければどうぞ⬇️

REG(諸法規):Regulation

  • MC問題(4択問題):50%
  • TBS問題(シミュレーション問題):50%

米国の法律、特に連邦税法が中心でビジネス関連法規について出題されます。

勉強方法

配点は税法が70%、暗記するだけではなくBasisの理論などまずは日本語でしっかり理解しましょう。

ビジネス関連法規が15%は広く浅くMC問題を繰り返して勉強しましょう。

試験では関連法規のデータベースを使うことができます。検索スキルを高めておきましょう。(日本の試験とは大違いですね)

NTSを取得すると6ヶ月間無料でAICPAデータベース にアクセスできるようになるので練習しましょう。

AICPA Authoritative Literature

日本人には関係ないなと思うなかれ。会社法や契約に関する考え方は日本にも共通する部分があり勉強になりますよ。

勉強方法をまとめました⏬

 

日商簿記試験と比較した難易度

各科目の合格率が50%と高いことから、日商簿記2級なみの難易度という記事やUSCPAライセンス取得は無駄という記事を見かけますが、本当でしょうか?

ぼくもいくつかこういった記事を読みましたが、これらは合格率という数字のみで書いた情報であり、中身を全く検証していません!

完全に誤った情報です。

以下に、合格率以外の要素を含め、簿記1級、簿記2級と比較してみました。

資格難易度を測る尺度が決まってはいませんが、受験条件、勉強時間、費用などの観点で比較すると以下の表のようになります。

簿記2級 簿記1級 USCPA
独学勉強時間 3ヶ月 半年〜1年間 測定不能
専門学校勉強時間 3ヶ月 半年〜1年間 1年間〜2年間
市販教材 TACなど TACなど  Becker, Wiley,など
資格取得条件 なし なし 実務経験、他USCPAによる認証
諸費用 1万円ほど(独学) 1.5万円ほど(独学) 60〜100万円ほど(予備校利用)
受験条件 条件なし 条件なし 4年生大学卒、合計単位数、

ビジネス単位、会計単位など

合格率 30〜40% 10%程度 40%程度
出題範囲 仕訳ができればOK 決算整理、連結等

大企業経理対象

会計、監査、経営、経済

ビジネス知識、法務等

 

 

 

 

 

やっぱり、簿記2級と同等の合格率と思われるかも知れませんが、その他の条件が非常に厳しい。

USCPAはかなり広い出題範囲を日本語と英語で勉強するので、2年間かけても受験レベルに到達できない人や、4教科全てに合格できない人などがかなりの割合で存在します。

NASBA(全米州会計委員会)2014年のデータによると全受験者91,000人に対して全科目合格者は26,000人でした。

前年からの合格実績を使って全科目合格を果たしている人たちが多いので正確とは言えませんが、28.6%となります。

一方科目ごとの合格率は40−50%。このことから、全科目合格前に途中退場している受験生が10%以上存在すると考えられます。

一方、日本人受験者の科目ごとの合格率は大体30−40%、前受験者よりも10ポイントほど下がります。

英語が苦手な国民であること、会計を専門に学ぶ学部が少ないことが考えられますが、全受験者の全科目合格率28.6%よりもさらに10ポイントほど下です。

つまり受験までにたどり着いた10人のうち、全科目合格できる人数は、1−2人ほど。 

かなり大雑把ではありますが、USCPA試験の難易度は簿記1級と同等か若干優しい程度と言えそうです。

費用について

簿記2級&1級については、後述するように独学で合格可能ですので、教科書代と受験費用の合計1-2万円程度となります。

一方、後述するようにUSCPAについては、資格予備校で勉強することが必須となりますので、100万円は覚悟すべきでしょう

100万円を高い出費と感じるか、最高の投資と考えるかによって将来が決まると思います。

実際、現年収が400万円の方には100万円の出費は厳しいでしょう。

しかしながら、ライセンス取得は1,000万円プレイヤーへの入り口となります。

100万円の投資が3年後に400万円のリターンとなって帰ってくる、しかも翌年以降も増え続けるのです。

ここまで効率的な投資は他にないはずです!

独学が無理ゲーの理由

独学で勉強するという考えも一つの選択肢としてありかもしれません。

しかし、今では独学によって時間とお金を浪費しないでよかったと心底思っています。

ぶっちゃけ予備校と契約する前に独学も考えましたが、以下の理由で踏みとどまっています。

出版されている参考書・問題集が英語のみ。

有名どころですと、Becker, Wiley, Rodgerといった米国の予備校がテキストが市販されています。

残念ながら、これらはすべて英語、日本語は市販されていないのです💦

また、こんな難しい問題に時間をかける必要があるのか??と言うほど、多くの問題が掲載されており、戦略的思考を感じさせません。

戦略的思考とは選択と集中です。全てを網羅的に攻略することは、戦略ではないのです。

受験条件を満たすことが面倒

前述の通り、受験条件には会計単位やビジネス単位の取得が必須です。

自分で適切な大学の単位を探して、手続き、受講、単位取得テストを受けるとなると、かなり面倒です・・

日本の大学でも会計単位、ビジネス単位と呼ばれる講義を提供しているかもしれませんが、NASBAが認定しているかは学歴評価するまでわかりません。

ライセンス取得が困難

受験者は、合格後3年以内にライセンスを取得することを約束させられます。

USCPAラインセンスホルダーが勤務している大手事務所であれば、実務経験を証明してもらえますが、一般企業に勤める多くの方は無理ゲーでしょう。

それでも独学で合格を目指したい方は、以下の記事がオススメです。

無料で公開されているUSCPA学習教材の紹介になります。

米国公認会計士試験 無料学習教材オススメ3選 これで独学合格も夢じゃない?

簿記1級は独学で合格可能です。

ところで、簿記1級は独学で合格可能です。

1級の方が難しいといっていたじゃないか!と批判が出そうですが、難易度と独学で合格可能かは別の話です。

米国公認会計士USCPAと簿記1級 本当の難易度比較 & 必要な英語力は?【実録あり】

簿記1級は市販の教科書・参考書・さらに予想問題までの充実度が半端ないのです。

私は、当初有名会計専門予備校の通信講座を受講したのですが、ほとんど使いませんでした。

市販の教科書・参考書の方が数倍わかりやすい!20万円近くの受講料は無駄でした・・・・・

実は数千円の書籍購入と毎日3時間の勉強を1年半継続することで簿記1級は合格可能なのです。

別の記事でおすすめの書籍等を紹介しています。よかったらどうぞ⬇️

オススメ 資格予備校アビタス

USCPA資格の資格予備校はいくつかあります。

TAC、大原、Prometricなど。

どの予備校にするか迷っている方、絶対おすすめの予備校はアビタスで決まりです。これが結論になります。

気になるかたは資料請求してみましょう。まずは情報収集すること、知ることから始まります。

米国公認会計士ならアビタス。

理由1:オリジナルテキスト

アビタス以外の予備校は、先ほど紹介した米国テキストを日本語訳して使っています。

満点を狙っているのではないかと思われるほど、出題頻度が低い難問まで勉強する内容です。

一方、アビタスのテキスト、問題集は要点を絞った持ち運び便利なサイズの教材や、出題頻度が高い標準的な難易度の問題を厳選して掲載しています。

勉強の効率性が段違いに高いのです。

働きながら合格するための勉強法といえるでしょう。

理由2:日本語中心のインプット

アビタスの授業は全て日本語、教材も全て日本語と英語が併記されています。一方、他の予備校は、英語を使う場面が頻繁にあり、英語教室かと思う場面もあります。

英語は、USCPAライセンスを取得した後に勉強すれば十分。

まずは、USCPA試験合格に集中できる予備校を選びましょう。

理由3:合格実績

合格実績数3,900名は日本でNo.1です。

こちらから無料資料請求ができます。

まとめ

ここまでUSCPAライセンス取得について解説してきましたが、いかがでしょうか?

意外と簡単そうだなと思った方、とても無理だなと感じた方、様々いらっしゃると思います。

ただ、この記事だけではなかなか伝えきれない部分が多く、まずはいくつかの予備校の説明会に参加することをお勧めします。

USCPAライセンスは、自分への投資に対して確実に結果を出すことができる資格です。

利回り良し、確実性も良しの投資などなかなかありません。

株やFXで一発狙っているあなた!より確実性の高い自分への投資に切り替えてみませんか?

まずは、一歩を踏み出して初めてみましょう。きっと、皆さんの明るい天職探しに役に立ちます!

 

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