経理未経験にはUSCPA米国公認会計士資格は使えないんじゃない?
毎日の仕事に追われていてクタクタ・・
年収アップ、キャリアアップなど夢・・・・
USCPA米国公認会計士試験を検討しているけど、本当に年収アップするの?
こういった疑問、不安にお答えします。
- 転職歴3回
- 実際に経理・会計未経験からUSCPAに合格、30代で2回目の転職活動を開始して年収倍増&1,200万円以上を達成しました。
ちなみに試験勉強でお世話になった資格予備校はアビタスです。今なら無料セミナーに申し込めます。よろしければどうぞ
USCPA米国公認会計士合格者数、国内No.1の実績
結論
- 転職には、Connecting the Dots思考が大事。
- 米国公認会計士USCPA合格と強みを生かした経験で年収&キャリアアップは可能です!
この記事の内容
- 実体験:書類選考突破7割の管理人が語る、書類選考落ちの正体
- 転職先ターゲットの選定術 Connecting the Dots思考
- 米国公認会計士USCPA取得後の職種マトリックス分析
- やっぱり経理が適職と考える人へ【20代限定】
- 30代後半 営業出身者のConnecting the Dots 【実体験】
- 生産製造出身者のConnecting the Dots 原価計算スペシャリスト
- 物流出身者のConnecting the Dots 内部監査
- まとめ
【実体験】書類選考突破7割の管理人が語る、書類選考落ちの正体
これまで3度の転職を経験し、数十社に書類選考に応募してきました。書類選考での合格率は7割ほどになります。
つまり3割は書類選考で落ちているんですね・・・
ここでは、恥ずかしながら残り3割が落ちた理由をお話しします。
ぶっちゃけてしまうと、書類選考落選は財務会計コンサルタント(ファイナンシャルアドバイザー)や経理職に応募したことが理由です。
その昔のぼくは、USCPA&日商簿記検定1級&TOEIC800に合格、会計分野ポテンシャルについて自画自賛(自我爺さん状態?)状態でした。
勇んで転職エージェントを通じて複数の会計コンサルタントや経理職に応募してみたのです。
結果は、
ほぼ全滅状態でした。
ちなみに落選の理由は;
転職エージェントを使うと、書類選考落選の理由を教えてくれます。
落選理由は;
大手会計コンサル
素晴らしい実績をお持ちですが、これまでの実績と我々が求めるキャリアで若干の剥離があったため
外資系企業
企業側の組織構成上、ポジションが合わなかったため(年齢が合わなかった)
上場メーカー
今までの経験とスキルが、企業側が求めるものと若干異なったため
改めて見直しても、落選の理由は落ち込みますね・・・
要するに、以下、2つのポイントにより落選しています。
- 実務経験不足
- 年齢30代後半は遅すぎ
しかし、この挑戦ではっきりしました。
ぼくには経理職や会計コンサルタントへのキャリアチェンジは無理ゲーであると!
そして、落ち込むだけではなく、この落選理由をどのように次のキャリアアップにつなげるのかを考え直しました。
それでは、その時にどのような思考をたどってキャリアップへの道を辿ったのかをお話しします。
転職先ターゲットの選定術 Connecting the Dots思考
簿記1級と米国公認会計士USCPAを取得しても、30代後半で非経理職から財務会計コンサルタント(ファイナンシャルアドバイザー)や経理職への転職は無理ゲーでした。
(20代であれば、違う結果だったと思いますが、後悔はしていません。)
そこで、キャリアチェンジについて徹底的に考え直し、ある結論にたどり着きました。
それがConnecting the Dots思考です。
Connecting the Dotsとは
アップル創業者故スティーブ・ジョブズ氏によるスタンフォード大学卒業式でのスピーチに出てくる言葉です。
”アップル マッキントッシュ”が人気を博したのは、その斬新でおしゃれな外観もありますが、多彩な文字フォント群(ゴシック、メイリオ、‥)が理由のひとつです。
実は、このフォントのヒントとなったのが、ジョブズ氏が中退したReed Collegeで学んでいたカリグラフィー(文字アート)なのです。
文字を組み合わせた場合のスペースの開け方、文字を美しく見せる秘訣など、何がカリグラフを美しく見せるのか、を夢中になって学んだそうです。
大学中退後、ジョブズ氏は自宅のガレージでパソコンを開発するのですが、その時にこのカリグラフィーを取り入れることを思いつきました。
ジョブズ氏は、こうも言っています。
”カリグラフィーを学んだときは、いずれ何かの役に立つとは夢にも思わなかった。それが、最初のマッキントッシュを設計していた時に急にカリグラフの知識がよみがえってきた。”
”WindowsはMacのコピーなので、パソコンが現在のように素晴らしいフォントを備えることはなかったでしょう。”
ジョブズ氏はこうも言っています。
”将来を見据えて点と点をつなぎ合わせることはできません。できることは、後からつなぎ合わせることです。我々は今やっていることが、いずれ人生のどこかで実を結ぶだろうとだろうと信じるしかない。”
皆さんにもあるはずです。
今までの人生・キャリアを振り返り、つなぎ合わせることができるドットが。
つなぎ合わせたキャリアに、ランチェスター戦略的思考つまり差別化を組み合わせることで、あなただけのキャリアを構築していくことが可能となるのです。
米国公認会計士取得後の職種マトリックス分析
このマトリックス図は、ぼくが事業企画や経営企画へのキャリアチェンジを考えたときに使いました。
財務会計と管理会計を横軸に、外向きの仕事か内向きの仕事かを縦軸とし、可能性がある職種をプロットしたシンプルなものです。
ご欄の通り、経理や財務は一つの選択肢に過ぎません、それ以上に魅力的なキャリアがいくつも存在します。
カッコに記した件数は、転職エージェントサイト"Career Carverキャリアカーバー "でそれぞれの職種&年収1,200万円で検索した際にヒットした求人数です。
例えば、”事業企画・統括”で年収1,200万円の求人は566件となります。
戦略コンサルタントに至っては、1,341件もの年収1,200万円以上の求人が出ています。
やっぱり経理が適職と考える人へ【20代限定】
日本での経理業務とは、伝票確認・管理、月次決算、年次決算の事務作業を指します。
一方、米国公認会計士USCPAの試験は、決算や伝票起票などの業務力を試すものではありません。
むしろ、会社経営全体を見るための基礎知識が試されます。
より経営に近い考え方を磨くことができるのです。
それでも米国公認会計士USCPA取得を機に経理へキャリアチェンジしたいのであれば、20代までです。
さすがに30代以降になると、ぼくと同じ運命にあう可能性が高いです・・
経理へキャリアチェンジ:
いきなり経理担当の転職案件はおすすめしません。
まずは、経理部への転属を申し入れましょう。
営業等の非経理職からの転属は難しいかもしれませんが、米国公認会計士合格という実績後であれば、希望を聞き入れる会社は多いはずです。
実際に私にもそのような話がありました。
そして、経理で一生飯を食べるライセンス”日商簿記1級とSAPなどのシステムを身につける。
管理会計(予算実績管理、原価計算、など)、財務会計(仕訳、決算整理、連結、など)の両方をカバーできます。
外資系経理へキャリアチェンジ:
いわば、これも経理におけるConnecting the Dots思考です。つまり、
米国公認会計士USCPA x 簿記一級 x 英語
です。
なぜ外資系か?
米国公認会計士USCPA資格が国際的に認められている。
30代で年収1,000万円到達が可能になります。
会計コンサルや監査へのキャリアチェンジの可能性が広がります。
外資系企業への転職の課題は?
日系企業に比べて撤退リスク等あるかもしれません。
しかし、コロナ禍だけでなくAI開発など、外部環境が変化する状況では、日系企業で働き続けていることが安定につながるとは言い切れません。
変化に対応できなくなることは、むしろリスクなのではないでしょうか。
30代後半 営業出身者のConnecting the Dots 【実体験】
事業企画・統括=営業 x 英語 x 会計知識
事業企画・統括とは何か?
その会社で新しいビジネスや会社を作り上げたり、管理する部署です。
例えば、トヨタ自動車とソフトバンクの『モビリティサービス』、伊藤忠や丸紅の『古着から生地の循環型アパレル』のような新しいビジネスを作る部署です。
市場調査、事業可能性評価、社内調整、資金調達など、業務は多岐にわたります。また、ビジネスを立ち上げた後に利益や組織を管理していきます。
なぜ事業企画・統括か?
非常に多岐にわたる業務ですので、営業経験、財務・管理会計、内部統制などの知識をフル活用することが可能です。
社内外と調整作業が濃密ですので、リベラルアーツを高めることもできます。
ビジネスにも100%役立つ!人間を自由にするリベラルアーツについて解説
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年収:上記のマトリックスにある件数566件は、転職エージェントサイト”キャリアカーバー Career Carver”で”事業企画・統括”&年収1,200万円をキーワードで検索した結果です。コンサルタントを除けば、他職種と比較しても圧倒的に多いことがわかります。
生産製造出身者のConnecting the Dots 管理会計・原価計算スペシャリスト
原価計算スペシャリスト= 生産製造x原価計算x(IT)
なぜ管理会計・原価計算か?
皆さん、会計を勉強して気が付くことは、財務会計の基準やルールが毎年のように変わることですよね。
一方、驚くことに原価計算基準は昭和37年に策定されて以来、ほとんど変化していません。
ABC原価計算等、新たな考え方は開発されていますが、基本は原価計算基準です。また、原価計算を構築するためには、現場をよく理解することが必要です。
つまり、生産製造経験者が原価計算を身に着ければ、一生役に立つ他者との差別化が図りやすい武器となりえます。勉強に費やした時間への投資が長期間にわたって回収されやすいということです。
普段、コストが上がっただの、レポートをだせと言っている経理部もよくわかっていなことがほとんど。もしも生産製造部であれば、生産製造経験と原価計算をコネクトして原価計算スペシャリストを目指すべきです。
年収は?
”Career Carver キャリアカーバー "による”生産技術・製造技術 / 生産管理・品質管理/保証・工場長” &”年収1,200万円”の検索結果は、わずか20件です。しかも、特定分野の専門家である必要があります。
一方、”管理会計”&”年収1,200万円”の検索結果は142件、その差は歴然です。
物流出身者のConnecting the Dots 内部監査人
内部監査とは?
企業内部の者による監査のことです。経営の効率化、効果的な経営目標の達成を目的として、公正かつ独立した立場でガバナンス・プロセス、リスク・マネジメント、リスク・コントロールに関する業務を評価し、意見を述べる証明・アドバイザリー業務です。大企業に設置が義務付けられています。
なぜ内部監査なのか?
他の職種に比べて絶対数は少ないですが、企業内部の不正・コンプライアンス違反、非効率な業務は後を絶たず、大企業ではなくとも積極的に設置する企業が増えています。
物流経験者は、現場で日常的にカイゼンを意識して業務をする傾向があるため、業務の効率化という監査目的に適しています。
企業全体を俯瞰してみる視点が必要なため、米国公認会計士USCPA資格が有利に働きます。
特別なスキルが必要なため、いったん身に着けて経験を蓄積することで、内部監査責任者となれば早期に年収1,000万円達成が可能です。
まとめ
今回ご紹介したキャリアチェンジ以外にも、Connecting the Dots思考で米国公認会計士USCPA資格を武器に年収1,000万円を早期に達成することができます。例えば、
- システム内部監査人= システム担当 x 米国公認会計士USCPA
- 海外駐在財務責任者= 英語 x 米国公認会計士USCPA
- 外資系コンサル= 英語 x 事業開発経験 x 米国公認会計士USCPA
など。
とはいえ、一日行動が遅れれば、それだけ可能性が下がります。
この記事を読んで少しでも魅力的に感じて行動を開始してくれる方がいるとうれしいです。それでは!
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