株もやったことがない投資初心者
最近ネットを騒がしている仮想通貨を始めたいな。だけど、仮想通貨が再び上昇しているけれど、何が何だかよくわからない。
投資初心者、素人にもわかるように仮想通貨の始め方を教えて欲しいな。
こういった疑問にお答えします。
この記事の内容
外資系でマーケティングをしている米国公認会計士USCPAです。株や投資信託経験は20年以上になります。
実際のところ、短期間でここまで資産を増やしたのは初めてです。時代の変化点になるだろうと感じている今だからこそ、投資初心者向けに『仮想通貨の始め方4ステップ』を記事にしました。
実際に儲かった履歴を公開
仮想通貨は本当に儲かるか疑わしいと感じている方に、実際の資産履歴を公開します。
仮想通貨取引所Coincheckの画面になります。
私は仮想通貨については2020年8月に始めて参入しましたが、これまで経験した株や投資信託より急速に資産高を伸ばしてきました。
2021年4月現在で、資産高は約4倍にもなっています。
今ならcoincheckで口座開設をすると無料レポートもついてきます。
投資初心者にもできる仮想通貨の始め方 4ステップ
以下の4ステップで解説します。
- ステップ1:事前準備・情報収集
- ステップ2:取引所の選択
- ステップ3:口座開設
- ステップ4:入金・売買
ステップ1:事前準備・情報収集
仮想通貨だけではなく、あらゆる投資に当てはまることですが、事前学習なしに退職金や全資金を投資することは非常に危険です。
そのような一か八かのゲームの先は、破産するか精神崩壊ではないでしょうか。
まずは、これから自分が参加する仮想通貨の世界について理解することから始めましょう。
仮想通貨は長期投資による資産形成がおすすめです。そうすることで、あらゆる相場で落ち着いて対応することができます。
実は、先週の下げで1週間で十万円以上のマイナスを出してしまいました・・。しかし、焦って売ることはありません。
なぜなら、仮想通貨、ビットコインについてしっかりと勉強して将来を確信する情報を持っているからです。
素人が短期トレードを繰り返すと損失が膨らみます。
将来性を理解し、余裕がある資金で長期投資を継続しましょう。
まずは、仮想通貨を理解するために信頼できる書籍をおすすめします。
仮想通貨・ビットコインを1日で理解するおすすめの本
アマゾンで個人出版等が増えている現代、信頼できる書籍を選ぶことは非常に重要です。
ただ単に、仮想通貨購入を煽っている本、自慢話に近いような本に気をつけましょう。
その点、以下の3書籍は、出版元、内容ともにおすすめできます。
マンガでわかる最強の仮想通貨入門
超ど素人が始める仮想通貨投資
図解入門ビジネス 最新暗号資産の基本と仕組みがよーくわかる本
ステップ2:取引所の選択
仮想通貨やビットコイン、取引所について理解を深めたら、どの取引所にするか決めましょう。
おすすめは、アプリダウンロード数3年連続No.1のCoincheck。
bitFlyer, DMMなどもありますが、以下の理由でおすすめしています。
口座開設時のカスタマーサポートが丁寧
- スマホひとつで簡単開設
- 日本人カスタマーサービス【後で実体験をご紹介します】
- 動画で超初心者も安心
アプリが使いやすい
- 購入・売却が本当に簡単 ワンクリックでOK
- シンプルで見やすいアプリ画面
- 基本を重視したシンプルなローソク足チャート
アルトコイン(ビットコイン以外の通貨)の取引もOK
15種類の仮想通貨の取り扱い
イーサリアム、ネム、アイオーエスティー、エンジンコイン、など
アルトコインは、値動きの大きい通貨が大きいので、短期間で大幅利益を狙うことも可能です(ただし上級者向けです)
ステップ3:口座開設
取引所が決まったら、いよいよ口座開設です。Coincheckなら動画を見ながら口座開設をすることができます。
面倒な説明書を読む必要なし。Youtubeでチェックしましょう。
スマホで簡単に登録可能なのですが、私の場合、正しく入力した住所をシステムが認識してくれませんでした。
早速、カスタマーサービスに電話とメールで連絡してみます。
カスタマーサービスによると、住所とマンションの部屋番号が重複していたことが理由でしたので、Coincheck側で、口座開設を進めてくれるとの連絡でした。
その後、無事にCoincheckを口座開設、順調に資産を増やしています。
一方、BitFlyerはというと・・・
同じような理由でシステムが正しく入力した住所が認識されず、承認されませんでした。
BitFlyerのカスタマーサービスに電話したところ、入力した住所が間違えていることの一点張り。
結局、口座開設を断念しています。
このように、カスタマーサービスの質が高いこともcoincheckをお勧めする理由の一つです。
ステップ4:入金と売買
口座を開設したら、入金しましょう。以下の3つの入金方法があります。
注意点は手数料です。
以下の3通りの入金方法がありますが、手数料に注意して選択しましょう。おすすめは銀行振り込みです。
- 銀行振り込み:手数料無料、ただし振り込み手数料は利用者負担になります。振り込み手数料無料の口座をお持ちの方は、こちらがおすすめです。
- コンビニ入金:手数料がかかります。3万円未満は770円、3万円以上30万円以下が1,018円。30万円が上限となっています。
- クイック入金:こちらも手数料がかかりますが、入金額の上限はありません。3万円未満が770 円、3万円以上~50万円未満は1,018円、50万以上の場合は入金額×0.11%+486円
いよいよ仮想通貨の売買開始
ビットコイン一単位の価格は、なんと600万円以上。
しかし、安心してください。
単位以下でも購入可能です。そして、ほとんどの仮想通貨は最低購入金額500円でOKです。
注意点は、販売所と取引所では最低購入金額が異なっているということ。
- 販売所(業者と取引する場所):ビットコインの場合、0.001BTC(約6,000円)
- 取引所(個人間で取引する場所):ビットコインの場合、0.005BTC(約30,000円)
販売所、つまりCoindeskから購入した方が購入金額は少なくてすみますね。
一方、販売所は、取引所よりもスプレッドが広く設定されています。購入した時点で、すでに売却可能額が、取引所の方が高いということですね。
もしも、初心者でとりあえず少額でビットコインを購入したいという方は、販売所から購入してはいかがでしょうか?
経験を積んで、購入金額が増加してきたら、取引所から購入するというステップがおすすめです。
注文方法
まずは、購入が簡単な販売所(Coincheckから購入するシステム)で購入してみましょう。
驚くほど簡単です。
仮想通貨を始める前に最低限知っておくべきこと
前回のビットコイン上昇相場バブルは2017年でした。主な買い手は個人投資家です。
一方、今回2019年から始まった上昇の主役は、大手企業と機関投資家になりました。
後発で、個人投資家が群がっています。
日本にはなかった 米国大手企業がビットコイン投資に参戦する理由
2017年仮想通貨はなぜ暴落したのか?
上昇相場にある仮想通貨の購入をためらう理由の一つに2018年の暴落があると思います。
そこで、当時の暴落した理由をまとめました。
一言で言えば、バブルを懸念した各国当局の発言です。
- 中国 仮想通貨取引の禁止を強化。2017年9月に仮想通貨の取引を全面禁止しました。
- 韓国 2017年12月、仮想通貨取引の停止法案が提出されたとの報道
- ドイツ 中央銀行の理事が「仮想通貨の規制は世界規模で行われるべき」と報道
極め付けは、2018年1月に報道された
「中国当局による仮想通貨に対する規制範囲を拡大する。」という報道です。
内容は:
- マイニングに対する制限
- 中国本土から仮想通貨取引所へのアクセス禁止
この二つにより、それまで仮想通貨取引の中心だった中国本土からの取引が激減、暴落へとつながりました。
参考)大和総研資料
なぜ、今は仮想通貨が上昇しているのか?
前回2017年の上昇相場と比較して、2019年から始まった上昇相場には、異なるポイントがいくつかあります。
結論を言ってしまうと、
インフレ対策
新型コロナウィルスは世界中の経済を混乱に陥れました。
各国中央銀行は経済下支えのために大規模金融緩和を実施、そのため法定通貨の価値が低下しています。
通貨下落は、インフレ(物価上昇)を招きます。
これまでもインフレ率の高い南米やトルコなどで仮想通貨が広がっていました。
その動きが、コロナ禍での大規模金融緩和をきっかけに先進諸国に広がっています。
欧米大手上場企業もビットコインへの投資を本格化、投資銀行も参入しました。
著名人のツイートが後押し
12月にはテスラのCEOイーロン・マスク氏がビットコインについてツイートしたところ、早速リプライしたのが、マイクロストラテジー CEOマイケル・セイラー。“テスラの資産の一部をビットコインにすることで株主に莫大な利益をもたらす。”とツイートしました。
イーロン・マスク氏も反応し“ビットコインで大規模な取引ができる”と反応しました。
彼らのTwitterフォロワーはなんと4,000万人以上。
ビットコインがさらに上昇するきっかけになりました。
ビットコインは不足している
ビットコインに対して強気である理由の一つが、金(ゴールド)と同じように発行枚数の上限があることです。2100万枚と決まっており、市場に出回りすぎて希少性が下がり、価値が下落することを防いでいます。
実際のデータはどのようになっているのでしょう?
下記は、データサイトのグラスノード(Glassnode)に掲載されているビットコイン残高です。
減少を続けており、アナリストは強く継続のサインと見ています。
機関投資家のビットコイン購入数 > マイニングされるビットコイン数
「つまり、上記のような状態なので、ビットコインは十分に行き渡っていない。これが価格を押し上げている最大の要因」ビットコイン店頭取引ブローカーAlessandro Andretottiアレッサンドロ・アンドレオッティ氏は説明しています。
https://finance.yahoo.com/finance/news/more-institutional-investors-jumping-bitcoin-214214529.html
最近では、メルカリが仮想通貨への参入を発表していますね。
このように2017年の相場とは異なり、現在の相場は長期的なものになるとみられています。
初心者が仮想通貨投資について注意すべきこと
長期的には、ビットコインは価格上昇していく見込みですが、短期的には下落する時期が必ずあります。言い換えると、長期的には上昇トレンドでありながら、ボラティリティ(変動幅)が大きく、下がる時に10%以上下がることもあります。
100万円のビットコインであれば、1日で10万円以上損失が出ることも・・・
このような特徴を持つビットコインへ投資する際に初心者が注意することはどんなことがあるでしょうか?
3つの注意点を上げました。
注意点1 . 下落しても心が痛まない金額を投資すること
どんなに将来性のある投資先であっても、必ず下落する局面があります。
株式市場であれば、2021年3月のコロナ危機、古くは、リーマンショックやサブプライムショックがありました。
そのいずれも下落局面にインデックス投信を購入していれば、必ず利益が出ていたことになります。
繰り返しますが、ビットコインは1日で10%以上下落することもあります。
資産100万円を投資した場合は、1日で10万円の損失になるということです。
あなたがいくらクールな大人でも、1日で10万円も失うことに耐えられるでしょうか?
慌てて売却して、数日後の上昇局面で後悔することが分かっているとしてもです。
まずは、平常心に保つことができる損失金額の10倍程度から初めてはどうでしょうか。
注意点2. 長期資産形成を目的にすること
下落しても心が痛まない金額で購入したら、長期期間保有するようにしましょう。
4月18日、中国人民銀行の李副総裁がビットコインとステーブルコイン(仮想通貨)を現実的な投資手段として挙げたとの報道が伝わりました。
「暗号資産は投資の選択肢であり、それ自体は通貨ではない。代替投資だ。暗号資産は投資ツールとして、あるいは代替投資として、将来大きな役割を果たすべきと考えている。」
過去に仮想通貨について否定的だった中国が前向きな発言をしていることは、長期的に安定する可能性が高いですね。
実際のデータでも、ビットコインを長期保有目的で所有する投資家が増えていることがわかっています。
以下のグラフは、ビットコインの一年以上保有者”Hodlers"の推移です。
出典:IntoTheBlock
長期保有者の数は、1,500万人を超え、2,000万人に迫る勢いです。
このことは、下落相場時に支えとなることを表しています。
注意点3. セキュリティ対策をすること
仮想通貨と聞いてみなさんが感じることは、実態がなく怪しいというイメージではないでしょうか?
実際に、ハッキングを用いて不当に仮想通貨を取引所から引き出す事件も何度か起きています。
- 2018年:コインチェックから仮想通貨ネム合計5億2300万ネム(約580億円)が流出
- 2016年:ビットフィネックスからビットコイン合計11万9756コイン(約680億円)が流出
- 2014年:マウントゴックス事件 ビットコイン合計85万コイン(約470億円)が流出
ところが、これら不正に流出した仮想通貨、ブロックチェーン技術により追跡されているのです。
犯人は、せっかく盗み取った仮想通貨で取引することができずいる可能性が高いということですね。
2021年4月7日、金融庁より以下のような注意喚起がだされました。
金融庁ホームページより
暗号資産に関するトラブルにご注意ください!(金融庁HPリンク)
この注意喚起のホームページにて金融庁に登録されている暗号資産交換業者であることを確認しましょう。
セキュリティ面でも安心して取引をすることができます。
Coincheck
2021年はどの通貨が儲かる?おすすめ3通貨
やはり、気になるのは結局どの通貨に投資すれば儲かるのか?ではないでしょうか。
2021年は仮想通貨全体が上昇相場となっていますが、時折踊り場のような下落相場を形成しています。
そのようなときに買い増しをしていけば、効率よく資産を伸ばすことができるでしょう。
ビットコイン
最も知られている仮想通貨ビットコイン、多くの著名人、有名企業も様々な目的で保有しています。
・開始日:2009年1月3日
・運営者:Bitcoin Foundation
・通貨単位:BTC
・発行上限:2100万BTC
・公式サイト:https://bitcoin.org/en/
創設者は「サトシ・ナカモト」という人物。彼の論文を基に開発されたとされています。
大本命の仮想通貨です。
カナダではビットコインETF(上場投資信託)がトロント証券取引所に上場しています。
なんと、米国ではビットコインで積み立てる「個人年金プラン」まであります。
日本ではようやく取引所・販売所の登録制度ができたところですが、北米はすでにその先。
海外では、ビットコインへの投資が一般的になりつつあります。
イーサリアム
アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)といえばイーサリアム。ビットコインについで第二位の市場規模であり、相場の牽引役でもあります。
・開始日:2015年8月7日
・運営者:イーサリアム財団
・通貨単位:ETH
・発行上限:なし
・公式サイト:https://www.ethereum.org/
ビットコインが決済通貨であるのに対して、イーサリアムはプラットフォーム型通貨として期待されています。
特徴的なことは、「送金」や「決裁」に加えて、「契約」を実行するための仕組みが構築されてることです。
「スマートコントラクト」と呼ばれ、「デジタルに表現される資産を、予め定められたルールに従って、自動的に移転させる仕組み。」と言い換えることもできます。
この仕組みにより近年急激に伸びているビジネスが「NFT(Non-Fungible Token)」です。
Non-Fungibleは代替不可能なという意味、代替不可能なトークンと訳すことができますね。
この代替不可能なトークンは、デジタル資産の所有権を表すために使うことができます。
例えば、デジタルアート作品や音楽などのほか、ゲーム内で作成したオリジナルアイテムなどもデジタル資産に含まれて、自分のモノとして所有権を主張できるようになったのです。
実際にどんな資産が売買されているか気になる人は、”NonFungible"というサイトを見てみよう。
結構、驚きの価格で取引されていますよ。
エンジンコイン
エンジンコインとは、シンガポールで創業したEnjin(エンジン)が、2009年に立ち上げたブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform」で発行される資産「NFT」の裏付けとなる暗号資産です。
・開始日:2017年11月
・運営者:シンガポール企業”Enjin"
・通貨単位:ENJ
・発行上限:10億コイン
・公式サイト:https://ja.enjin.io/
「NFT」についてイーサリアムと異なる点は、エンジンプラットフォームはゲーム開発者に多く使われていることです。
みなさんは、ゲーム上で無茶苦茶レアなアイテムが手に入るイベントやプレイヤーオリジナルのアイテムを作成した経験がありませんか?
エンジンコイン「NFT」を使うことで、これらのアイテムに所有権を付与したり、異なる複数のゲームで同一のアイテムを楽しむことができるようになるのです。
もちろん、ゲーム中でエンジンコインを稼ぐこともOK。まさにゲーマーが夢にまでみた世界ですよね。
しかも「マインクラフト」で成功しているMicrosoftや「Galaxy S10」のサムスンも採用しており、今後ますます拡大していくことが予想されています。
まとめ
以上、投資初心者にもわかりやすいように仮想通貨の始め方を解説しました。
仮想通貨は投資初心者にとって、得体が知れないギャンブルに近いイメージかもしれません。
理由は、2018年のバブル崩壊やハッキングによる仮想通貨盗難事件が背景にあると思います。
しかしながら、仮想通貨の将来性を理解した上で、金融庁に登録された信頼のある業者を使って、過剰な投資を防ぐことで、仮想通貨は資産を確実に増やすことができる投資対象となり得ます。
海外で積極的に新しい技術・投資先として活用が進んでいることも事例に挙げた通りです。
日本では、ようやく認知されてきた段階。このタイミングた投資を開始する絶好の機会ではないでしょうか。
実は、先週20%以上下げた私の仮想通貨資産額は、今週に入って10%近く戻しています。20%以上下落しても投げ売りすることがないのは、今回紹介したステップを踏んだ上で投資をしていることが理由ですね。
今回の記事が皆さんのお金に関するリベラルアーツを高め、行動を促すきっかけになっていると嬉しいです。
それでは、また。